4月14日は「ドゥルー祭」
イギリス・マンチェスター大学教授であった故キャスリーン・メアリー・ドゥルー・ベーカー女史(1901~1957、Dr.Kathleen Mary Drew Baker)は、それまで未解明だったのりの生活史を明らかにしました
この研究成果は、親交のあった九州大学の瀬川宗吉教授を通じ熊本県水産試験場に伝えられ、同試験場の研究により、1953年に海苔の人工採苗に初めて成功し、現在の海苔養殖技術が確立されました
ドゥルー女史は56歳の若さでこの世を去りますが、海苔漁民の救世主となった女史の功績を永遠に称えようと、1963年に、有明海を一望できる住吉公園(宇土市)に海苔漁民の手によって記念碑が建立されました
その後、漁民は毎年顕彰を続け、2001年には「ドゥルー女史生誕100周年」を行ないました