のりコラム

のりの歴史

のりの歴史

のりは和食に深く根ざした食材であり、毎日のお弁当やおにぎりなど、私たちの生活の身近な存在となっています。しかし、のりがいつ、どのようにしての私たちの食生活に当たり前に登場するようになったのか、皆さんはご存知ですか? 今回は、そんなのりの歴史についてご紹介します。

古代 - のりの始まり

古代、まだ人々の生活が自然と一体化していた時代、のりはすでに私たちの食生活に息づいていました。その歴史は古く、なんと石器時代まで遡るのです。石器時代の遺跡からのりの痕跡が発見されており、既に古代の日本人が既にのりを食材として利用していたことが明らかになりました。また日本書紀や万葉集などの古文書にものりの記述があり、8世紀頃にはすでに日本人の食生活の一部として定着していたことが伺えます。

江戸時代の革新

時代は移り、都市が花開いた江戸時代へ。当時の大阪で初めてのりの養殖が開始され、その生産量が急激に増えました。この時期に生まれた新しい調理法が「のり巻き」で、現在私たちが知るお寿司の原型となりました。これは都市化が進む中で庶民の食文化として広まり、のりの人気を一気に高めました。

同時に、紙のように薄く乾燥させる「焼きのり」の製法も開発されました。これにより保存性が向上し、のりが全国各地に広まるきっかけを作りました。これが、現代の私たちが用いるのりの形状の起源となり、のりの歴史の転換期とも言えます。
 

明治以降の普及、現代へ

時は流れ明治時代、のりの養殖技術がさらに発展し、全国的な規模へと拡大しました。特に東京湾周辺での養殖が盛んになり、良質なのりが全国へと届けられるようになりました。


こうして長い歴史を経て、のりはより身近な食材となり、私たちの食生活に欠かせない存在となりました。
そして現代、和食の代表格であるお寿司を始め、「ジャパンブランド」の世界的な人気の高まりとともに、のりの国際的な需要も高まっています。
そんな今こそ、私たち「のりもも」は伝統と技術を継承するのはもちろんのこと、さらなる「のりの選択肢」を増やすべく日々試行錯誤しています。新しい風をのりの世界に吹き込むことで、その魅力を日本、そして世界中の人々に届けていきたいと思っています。

未来の食文化の中で、のりがより重要な役割を担うことを期待しつつ、「のりもも」の挑戦はまだまだ続きます。

結び。

のりの歴史ってとっても長い
そんな大切な歴史を未来に繋げていくために、
のりももは頑張ってのりの世界を広げていくよ