今回、新のりの「みえの技+」の話から、いくつかの生産者の方に話を聞くことができました
取材したいので、ちょっとお時間いただけますか、と無理を言ってお邪魔して、あれやこれやを記事にしています
赤須賀漁協のばらのりの生産者の安田さんは、ばらのりのみを作られているそうです
秋芽の新のりのばら干しは、塩分コントロールがシビアで、洗いが良いと乾燥しやすいが色が抜けるし味もそこそこ、塩味が残ると乾燥しにくい(べたべたする)よ、とか
手間がかかるものの、しっかり乾燥させるため通常の乾燥以上に時間を取り、さらに、乾燥状態の仕上がり確認のため割って中までみているとか
こだわりと試行錯誤の連続の中で、よりよいものを生み出そうと日々奮闘されておりました
のりの加工は、その日ののり質はもとより、温度や湿度の加減、洗いや脱水のわずかな差で、良し悪しが大きく変わるとのこと
さらっと話されましたが、ザ・職人といった内容でした
桑名ののりは、今期、食害の影響も少なく、よいのりが採れています
が、主産地の佐賀ののりが大不作で、そのあおりで価格が高騰し、買う側からは大変なことになっています
来期、日本ののりがどの程度採れるか予想もつきませんが、のり生産に従事する方がどんどん減ってきている状況で、のりの未来を明るくするためにも、少しでものりを食べていただくように情報発信していきたいと思います